オオサカジン

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Posted by オオサカジン運営事務局 at

2010年01月04日

美のバランス

年明け早々濃い話でスタートです 笑
お正月番組を見ていて、何故ギリシャの「パルテノン神殿」は美しく見えるのかという話が特集でしておりました。途中から見たのですが、個人的に「ウンウンそうだよな~」とうなずくことが多かったのです。



パルテノン神殿はある角度から見たときに最高に美しく見えるように設計されていて、その建築様式は最も美しく見えるバランスで作られているという話でした。
建物の構造として4:9のバランスで作られていて、それが最適だということでした。
他にも床はまっすぐの平らではなく建物の中心が一番高くて外側が少し下がっていることで遠くから見たときにまっすぐに見えるということ、柱も同じ太さでなく上に向かって細くなることで、天にそびえたつようなイメージを出すことが出来ると言う話でした。


私は建築を専門的に勉強したことはありませんが、ジュエリーを作る上で、様々な考えを盛り込んで制作しております。
特にジュエリーですので美しく見える、または見せる、という点については非常に気にしながら制作しております。
そしてその中で強度のことも考えながら一番ベストだと思うところを常に探して制作いたします。

そうすると柱をテーパー状にして作ったり、厚みが薄く見えるように角を丸めたり、見た目にスッキリするように空間を作ったり、へこんで見えない様に逆に少しふくらみを持たせておくとか、寸法だけでは説明しにくい感性的な部分が多くあります。しかしそれらにはしっかり理由があってしている訳で何となくやっている訳ではないのです。
何となくかっこいいという感性だけで作っていたとしても、それも後で考えるとちゃんとバランスが取れた作りになっていたりするものです。

もちろん好みは人の数だけあると思いますが、美の感覚・バランスというのはちゃんと存在するんだろうなぁと感じました☆





  


Posted by hiroumi at 11:00Comments(4)ジュエリーの話