オオサカジン

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Posted by オオサカジン運営事務局 at

2008年06月28日

☆写真がね~汗

幸い大会の結果は願っていた結果となりました。

この経験は今でも大きなものとして私の心に刻まれております。

しかし、残念ながらいい写真は撮れてないんですよね(^_^;)
会場が暗いのでちゃんと撮れて無くって。。
こんな感じです。


ま、心に刻まれているので良しとしましょう(^-^)  


Posted by hiroumi at 15:24Comments(3)技能五輪

2008年06月27日

☆日の丸

競技最終日の写真です☆
競技は4日間ありトータル22時間で渡された図面どおりの作品を完成させなくてはいけません。
最初の二時間ぐらいはスケージュールを考えたり段取りをくむ時間に当てたので実際には20時間ぐらいで作る感覚です。



どんな課題を作るのかは開始まで未公開なので、持っていく工具の量も半端ではありません。
工房ごと持っていくという感じになります。
といっても、さすがに全部持っていく事は出来ませんので、その辺りは臨機応変に対応しなくてはいけません。


ハチマキは日本代表選手がみんな持っていて最終日につけて頑張ろうといって渡された物です。
開会式でつけるという話も出たのですが「神風」を思い出させるという事で却下されました(^_^;)
海外ですのでねアセアセ

でもこういったスタイルはやっぱり日本だけですかね(笑)私だけ・・・?

ちなみに建築関係者が履く「にっかぼっか?」あのぼってっとしたズボンは「忍者」だと大人気でした( ̄▽ ̄)  


Posted by hiroumi at 20:56Comments(4)技能五輪

2008年06月26日

99年カナダ大会会場

国際大会の会場です。
カナダのオリンピックスタジアムで開催しました。



丁度夕焼けで綺麗に撮れた一枚です(^-^)
ココに世界中からツワものたちが集まってきました。

会場の中です。


沢山のブースがあり職種ごとに区切られています。
洋菓子、美容、建築・・・三十数職種あります。

その中にジュエリーの部門もあります。

見学者も凄い人で、ブースの横まで見にいけるので、さしずめ競技者は動物園の檻の中といった感じでしょうか(^_^;)  


Posted by hiroumi at 18:40Comments(2)技能五輪

2008年06月25日

☆昔の写真

昔、技能五輪の国際大会に出場した時の写真が出てきました☆
ワ、若いです(^^ゞ


1999年11月です。

カナダモントリオールでの大会でした。

ジュエリー製作の技術を競う大会です。
デザインのコンテストは数多くありますが、技術を競う大会は2つしかありません。

1つは「技能グランプリ」別名「一級技能士全国大会」です。
これは国内大会です。

もう1つは「技能五輪」です。
これは「国内大会」と「国際大会」があります。
国内で優勝すると世界大会に出場できます。

「国代表」で出場しますので、「日の丸」の小さな旗を机に置くように担当の方から渡されました(^_^;)

こうやって大会に臨むと緊張感は凄いです。  


Posted by hiroumi at 21:27Comments(3)技能五輪

2008年06月24日

☆宝石を見る

昨日学んだ事を生かして、早速アトリエでルース(宝石)をルーペで覗いてみました。
フムフムなるほど~。
今までとちょっと見え方が違うような気がします(^。^)  


Posted by hiroumi at 17:36Comments(3)ジュエリーの話

2008年06月20日

☆梅雨って…_| ̄|○

今日は、お天気が良くなくて午後から雨が降ったりやんだりしておりました。


最近仕事では作るだけでなくデザインを書く仕事も増えております。
ルース(宝石)を見て「君はどう作って欲しいんだい?」と問い掛けたりしておりました。
はたから見るとやばい人です(||| ̄▽)/ ハハハ



で、今日もデザインの案を出したり、書いたりしておりましたがこの湿気はたまりません(^_^;)
中途半端に降られるとよけいにジト~ってするんですよね。

そのおかげで、紙が「しな~」ってなってしまうんですタラーッ
鉛筆で上手くかけません。。

除湿機が必要かも。。

デザインはお天気にいい日に書きたいですね(^-^)☆  


Posted by hiroumi at 22:49Comments(7)ジュエリーの話

2008年06月17日

☆サイズ直し&新品仕上げ 6 完結

(5の続きです)
サイズ直しなどの修理も安全性を高め、丁寧な作業をしていきますと、それにともない当然コストも高くなってしまいます。
しかし、サイズ直しや修理をお店に出されるときには、決して値段だけを見るのではなくどのようなポリシーをもって制作や販売に取り組んでいるお店なのかをお客様自身がご判断されて、ここならご自身の品物を預けても大丈夫ということを判断された上で預けることをお進めいたします。

きっと、お預けになる物には品物としての価値だけでなく、大事な思い出もたくさんつまっているでしょうから(^_^)是非そうなさってください。


  


Posted by hiroumi at 13:00Comments(0)ジュエリーの話

2008年06月16日

☆サイズ直し&新品仕上げ 5

今回のものは「サイズ直し」だけでなく「新品仕上げ」もありますので、サイズ直しの部分だけでなく、リングの全体を磨きます。
「サイズ直し」だけですと、サイズ直し部分とそれに伴って傷がついてしまった部分だけの仕上げとなります。

そして直した部分や全体を目が疲れるほど凝視して綺麗になっていれば、完成です!(≧▽≦)/ピカピカ
サイズ直しも簡単な作業と思われがちですが、「たかがサイズ直し、されどサイズ直し」です。
指輪に無理な力を加える事になるので場合によっては破損やリングのバランスを崩してしまう可能性もありますアセアセ
そんな破損などのリスクを最大限に抑えながら、丁寧な作業をしていくと一本完成させるのにもそれなりの時間がかかります。
サイズ直しはあくまで「修理」になるので、新品の時のような完璧を求める事は無理な話です。
しかし、せめて修理の痕は感じさせないようにしなくてはいけないと思います。  


Posted by hiroumi at 19:33Comments(2)ジュエリーの話

2008年06月14日

☆サイズ直し&新品仕上げ 4

形をヤスリで綺麗に削り出したらヤスリの痕を(ヤスリ目)ヘラで押さえてから「シリコン」をかけます☆

このグレーぽく見えるものがシリコンです。
他にも様々な種類のシリコンがあります。

「シリコン」とは簡単にいうと細かい粒子を固めた物と思ってください。
粗い物から、細かい物まで数種類かけます。



シリコンだけではまだ綺麗な光沢が出ませんので、バフをかけます。
リングの上に見えるのがバフです。
うすい布を何枚も重ねた円形の物です。
それに研磨剤をつけて、モーターで回転させます。

プラチナは金より硬いのでなかなか綺麗にならない為やはり数種類の研磨剤を使い分けて磨きます。

このバフの作業もしっかりとした技術でなければ綺麗に光らす事は出来ません。
必要以上に研磨しすぎると元の形を崩してしまいます(>_<)
いわゆる「バフだれ」というものです。
感覚をつかむのにはやはり長い経験が必要になります(^_^)  


Posted by hiroumi at 16:31Comments(2)ジュエリーの話

2008年06月12日

☆サイズ直し&新品仕上げ 3

(2の続きです。ブログ移行の件もあり更新が滞ってしまったので読みやすいように順番を入れ替えました)

さて、サイズ直しの続きをやっと更新できるようになりましたスマイル

ロウ付け(溶接)が出来ましたら、次は足した地金部分を綺麗にヤスリで削りだすのですが、その前にきちんとサイズをあわせないといけませんね。

リングの内側だけ綺麗にヤスリで整えて金棒で綺麗な真円にします。
この金属の棒は金棒といって綺麗な真円が出ているものです。これにリングを入れて木槌で軽く叩いて綺麗な丸にします。

無理をして綺麗な真円にしようとすると品物のデザインによっては、リングに大きな負担がかかってしまい出来ない場合もあるので、そこの判断はプロにお任せください☆



綺麗な形に整える事が出来たら次はヤスリで足した地金部分を綺麗に整えます。
決して削りすぎたり違和感の残らないように細心の注意をはらって丁寧にしますアセアセ

写真はヤスリで削りだしたところです。

  


Posted by hiroumi at 09:32Comments(8)ジュエリーの話

2008年06月12日

☆サイズ直し&新品仕上げ 2

1の続きです。

各所に気をつけながら、リングを広げたら追加で足す地金(プラチナ)を用意します。
足す地金はサイズに合わせてカーブをつけておきます。
そして、切った箇所よりも少し大きめの地金を挟み込みます。


それからこの接合点をロウ付け(溶接)します。

ロウ付け(溶接)と言うのは母材になっているプラチナより少し純度の低い地金(ロウ材)を接合部分に流し込む作業の事です。
純度が低い分、融点も下がり溶けるのが早いのでその温度差を利用します。




ガスバーナーで火を当てロウ材を溶かし込むのですが、高温になる為そばに入っているダイヤが一緒に焼けてしまわないように水の中にリングを入れて溶接部分だけ外に出しておきます。
私の場合はこんな感じです。
綿のようになっている部分は水で浸っています。バーナーで高温火にすると水がどんどん蒸発していくので、早く作業をしなくてはいけません汗

失敗は許されませんブブー








溶接が終わるとこんな感じですキラキラ(ブルー)
周りの母材をなんとか溶かさずにロウ材のみを溶かし込みました。

この場合、流し込むロウ材は出来る限り母材のプラチナと同じぐらい金性の高い物がよいです。
融点の低いロウ材ですと作業は簡単なのですが、後で綺麗に仕上げる事が出来なかったり、作業の痕が解ってしまいます。  


Posted by hiroumi at 09:10Comments(7)ジュエリーの話

2008年06月12日

☆サイズ直し&新品仕上げ 1

今回は写真のプラチナリングを「サイズ直し」「新品仕上げ」をする事になりました。
リングサイズを10→15サイズUpです。

今回サイズ直しをブログに載せようかと思った理由として、どうやってサイズ直しをしているのか不思議がられていらっしゃる方が思った以上に多いと知ったからです。
もちろん職人さんによってやり方は様々ですが基本的な一例としてみてもらえればと思いますいー


まず、リングを広げる為にリングの一番下になる部分に鋸を入れて切っちゃいます。
ええ、思い切って切ってしまいますよ(笑)

リング内側にある刻印などは先にチェックしておきます。
刻印を避けれ部場合は避けて鋸をいれ、無理な場合は後で刻印を入れなおします。




それからサイズ棒やヤットコを使って腕を目標のサイズまで広げてやります↓。


このときリングのデザインによっては少し気を付けないといけない点があります。
リングに負担をかけて変形させているわけですから、どこかに必ず負担がかかっているのです。
このリングの場合ですと、メインのダイヤの石枠と腕に入っているメレーダイヤと言われる小さなダイヤの入っている部分です(赤の印の所)。
この小さなダイヤ同士は隣同士が比較的近づいているので、腕を広げた際にダイヤ同士がぶつからないようにしなくてはいけません。
もし、サイズ直しする前からダイヤ同士がぶつかっているような場合ですとサイズを大きくする事は難しくなります。
理由は、リングを大きくすると僅かですかダイヤ同士の間隔が狭くなるのでそのときにダイヤ同士がぶつかっていると、割れてしまう可能性が高くなるのです汗
ですから必ずルーペ(拡大鏡)で事前にどのような状態になっているのかチェックしてからサイズ直しするようにしておりますにっこり

もちろんダイヤ同士が離れているのが良いと言うわけではありません。
露骨に離れている物は品質としてNoです。
  


Posted by hiroumi at 09:05Comments(2)ジュエリーの話