オオサカジン

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Posted by オオサカジン運営事務局 at

2010年02月18日

仕立ての大切さ

ジュエリーを制作する上では、常にいくつものことを考えながら制作いたします。

それは技術的な事だけでなく、「素材」や「デザイン」、それに「作り」それらのバランスをどう取ろうかということです。

「素材やデザイン」だけに偏ってしまうと、見た目だけを重視した稚拙なものになりかねません。
かといって「作り」だけを重視してしまっては、いかにも職人的な無骨な物になりかねません。

ですから、
宝石を引き立てるようにデザインをし、それを具現化するために高い技術で再現する。
決して技術の高さを見せるために、宝石を使うのではないということです。

その為に、職人は宝飾の歴史を学び、先人達がどのようにしてジュエリーを制作し世に残してきたのか。それらをくみ取った上で、それを表現できるようになるまで修業を積み技術を学び習得する。
だからこそ、新たなハイジュエリーの製作をすることが出来るのです。

ただ宝石や貴金属という物としての価値だけでなく、生み出されるまでに注がれた想いまでもが加わるからこそジュエリーは、特別なものであり、人を感動させるものであり、それを形にする仕立ての大切さが問われるのではないかと思います。
  


Posted by hiroumi at 23:01Comments(0)ジュエリーの話

2010年02月14日

生みの苦労、作り手の想い

ジュエリーを生み出す苦労。


まさにジュエリーを制作している現場(アトリエ)で良く頭を悩ませております。
ジュエリーとは?と良く自問自答しています。

美しいジュエリーとは・・・。
作りたいジュエリーとは・・・。
見てもらいたいジュエリーとは・・・。
逆にみてもらいたくないジュエリーとは・・・。

私自身、元々はジュエリー大好きでこの世界に入ったわけではありません。
もっといえば学生時代にはジュエリーに対して、あまり良い印象すら持っていませんでした。

ですが、高い技術とセンスで「ジュエリー」に仕立てられたものを見て、これが本物のジュエリーか・・・。
と魅了され、私自身でもそれを制作し、私が感じたのと同じように感動を伝えたくて、長い年月をかけて技術を磨き、、まさに見る人に感動してもらえるような、魅了するジュエリーとして仕立てたいとの想いで今まで制作をしてきました。


ただ、これを作ってほしいのです。
と、デザインを渡されその通りに作るだけなら器用な人ならできるかもしれません。

しかし、事前にデザインのあるものでも実際に身に着けられる事を考えると、「ここは力が加わるから少し太くしておこう」「ここは立体感を出すために少し高くしておこう」など、デザインには書かれていないところに様々な想いと工夫を馳せて制作いたします。

だからこそ、ジュエリーは車のようにスペックとして表現できるものではないと考えます。

とはいえ、そうして制作をしていると、どうしても一点一点の製作に時間を要するので、あまり多くのジュエリーを作ることが出来なくなってしまいます。

もしかすると、それは自己満足なだけかもしれない。
ひょっとして、求められていないことなのかもしれない。
指輪などとても小さな世界です。そこまでしなくても誰もわからないかもしれない。

でも、次の世代にまで引き継いでもらえる品質でお渡ししたい。
少なくともこれがジュエリーですと胸を張って制作をしていきたい。
ただ純粋にジュエリーとして完成度の高い、綺麗と思える物を作り出して行きたい。

だからこそ、自分の信念を曲げることなく、意思をはっきりと持って表現して行きたいと思うのです。
私はこの想いも含めて「職人の技術」なんだと考えたいと思います。

  


Posted by hiroumi at 21:16Comments(0)ジュエリーの話

2010年02月09日

プロジェクト!

本日、ある極秘プロジェクトが決定いたしました☆
アトリエ内に緊張が走ります。
詳細は後ほど、話を整理してからお知らせいたします。
・・・( ̄ー ̄)ニヤリッ

キーワードをちょっぴりだけ公開。


さぁ、明日から気を引き締めて制作に取り組みます!

  


Posted by hiroumi at 21:07Comments(4)

2010年02月05日

いいかげんは難しい。

制作の中で、複雑でどう作ったらよいのかすら悩んでしまう難しい仕事があります。
それはもちろん高度な技量が問われる仕事です。

しかし、その逆でシンプルなものほど、非常に難しいと感じることがあります。
それはマリッジコレクションのNo.1を制作しているときに良く感じることです。
http://hiroumi-jewellery.com/haute-couture/marriage-collection.html

形状としては、非常にシンプルな平甲丸のリングです。
しかし独特の丸みの付け方なので、わずかな削り方の変化ですぐに表情が変わります。



ただ丸みを付けただけのリングではないか、とお声を頂きそうですが、厚み・幅・丸め具合・そのすべてが「好い加減」でマッチングしないと、良い表情のリングにはならないのです。

それはお寿司で言うと、「玉子に始まり玉子に終わる」と言うのと同じではないかと思います。

いいかげんは簡単だけど、「好い加減」は難しいな~と思います(⌒_⌒; タラタラ
  


Posted by hiroumi at 20:10Comments(0)ジュエリーの話

2010年02月02日

迷いが晴れる。

少し気持ちの整理が出来ました。
え?何か悩んでたの?と思われてしまいそうですが (; ̄ー ̄A アセアセ・・・
どうなるかわかりませんが、新たなチャレンジをしてみようかと思います。

その為に用意されたお宝の2つのダイヤモンドです。
ついに出した!という気持ちです☆
多くのダイヤモンドの中から時間をかけて選び、クオリティだけでなくプロポーションに惚れ込んで購入しておりました。
それぞれ0.5Ctの選りすぐりのルース(裸石)です。
これらがどうなるかはまたのお楽しみに♪  


Posted by hiroumi at 20:52Comments(0)ジュエリーの話