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2009年08月01日

アトリエヒロウミの物語①

さて、ここからはよいこがお届します♪

アトリエヒロウミは1930年(昭和5年)、初代・廣海清(きよし)が大阪にて、宝飾加工職人の道を歩みはじめたときから約80年、親子三代に渡って連綿と宝飾加工の高等技能を継承しているジュエリー工房です。

初代である、故・廣海清は『作ることが好きだった』ということで、12~3歳で飾職人に弟子入りしました。手に職をつけることが一番だったのかも知れませんね。

修行の後、独立してより一貫して高級品の逸品ジュエリー製作にこだわり続け数多くの一点もののオーダージュエリーを作り続けました。
「ええもんを作る」というのが、初代の一貫した考えだったようで、本当に腕自慢の方だったようです。戦後から昭和40年代位が一番職人としての脂の乗った時期だったようですが、良いものを理解して下さるジュエラーやお客様に恵まれたこともあり、十分な時間を掛けて想いのままに腕をふるって作っていたようです。

作品はすべてお客様の手元に納まり、アトリエにはまったく残っていません。実物を目に出来ないことは残念なことですが・・・・・。
ただし、仕事の記録として採られたいくつもの石膏型が残されています。
歯医者さんが歯型を採ったような感じに、石の留めの細かいところや、裏の透かしだったり、作りの細かい形状がはっきりわかるように採られています。


アトリエヒロウミの物語①



アトリエに初めておじゃましたときに、見せて貰ったそれらに本当に驚愕しました。
50年は経ている石膏型は、いま見ても斬新なデザインであったり、今でこそ見られるような、中石爪にメレーダイヤを彫留めたもの、作りの構造やバランスの極めて難しいものなどで、当時の技能の高さがうかがえるものです。ものごころついて以来、そうとう数のジュエリーを見てきた私でも、『今までこんなの見たことない!』と思うものばかりです。

それを目にすることは、二代目、三代目の励みにも刺激にもなっており、その残されたデザインからヒントを得て、現代のデザインにも生かされています。
初代の残した大いなる遺産といえるものでもあります。


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